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採用情報インプラントの成功率について—長く使い続けるために大切なこと
こんにちは。あづみのうえはらおとなこども歯科医院の院長、上原龍一です。
本日は「インプラントの成功率」についてお話ししたいと思います。
インプラント治療は、失われた歯を補うための優れた治療法ですが、「本当にうまくいくのか？」「どのくらいの確率で成功するのか？」と不安を抱える方も多いでしょう。
今回は、インプラント治療の成功率や、それを高めるためのポイントについて詳しく解説します。
目次
1. インプラントの成功率はどのくらい？
インプラントの成功率は、一般的に 約95％〜98％ と非常に高いとされています。
これは、過去数十年にわたる技術の進歩や、治療法の確立によるものです。しかし、成功率は 患者様の状態や、術後のケアによって変動する ため、個々のケースによって異なります。
✅ 成功率の目安
- 上顎のインプラント：成功率 94〜96％
- 下顎のインプラント：成功率 96〜98％
上顎よりも下顎の成功率が高いのは、下顎の骨の密度が高いため、インプラントがよりしっかりと固定されやすいからです。
また、成功率の基準は 「10年以上問題なく機能しているか」 で評価されることが多く、適切なケアを行えば 20年以上使用できるケースも珍しくありません。
2. インプラントの成功を左右する要因
インプラントの成功率は、以下の要素によって影響を受けます。
① 患者様の健康状態
✅ 成功率が高くなる要因
- 健康な歯茎と顎の骨がある
- 糖尿病などの慢性疾患がない
- 喫煙習慣がない
✅ 成功率が低くなる要因
- 骨の量が不足している（骨造成が必要になる場合がある）
- 歯周病が進行している（インプラント周囲炎のリスクが高まる）
- 喫煙している（血流が悪くなり、インプラントと骨の結合が阻害される）
- 糖尿病などの全身疾患がある（治癒能力が低下し、感染リスクが高まる）
喫煙や糖尿病がある場合、インプラントが骨と結合する「オッセオインテグレーション」がうまくいかないことがあります。そのため、禁煙や全身疾患のコントロールが重要 になります。
② 歯科医師の技術と治療計画
インプラントは、術者の経験と技術が成功率に大きく関わる治療です。
重要なポイント
- CT撮影を用いた 精密な診断 を行っているか
- ガイドシステムなど 最新の技術 を活用しているか
- 患者様の 骨の状態に合わせた適切なインプラント を選んでいるか
当院では、CT撮影による精密診断 と ガイドを用いたインプラント手術 を行うことで、より高い成功率を目指しています。
③ 術後のメンテナンスとセルフケア
インプラントの成功は、手術が終わった後のメンテナンスに大きく依存します。
✅ 長持ちさせるためのポイント
- 毎日の歯磨きを徹底する（特にインプラント周囲の清掃を念入りに）
- 定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける（3〜6ヶ月ごとのチェックが理想）
- 歯ぎしりや食いしばりに注意する（マウスピースを使うことで負担を軽減できる）
インプラントは天然歯と異なり、虫歯にはなりませんが、歯周病（インプラント周囲炎）にはかかる可能性があります。これを防ぐためには、正しいセルフケアと歯科医院での定期検診 が不可欠です。
3. インプラントのリスクと失敗の可能性
インプラントは成功率が高い治療ですが、まれに以下のようなトラブルが起こることもあります。
① インプラントが骨と結合しない
オッセオインテグレーションがうまくいかない場合、インプラントが脱落することがあります。
原因：喫煙、糖尿病、感染、骨密度の低下
② インプラント周囲炎
天然歯の歯周病に似た症状で、インプラント周囲の歯茎や骨が炎症を起こす病気 です。
予防策：適切なブラッシングと定期メンテナンス
③ 術後の痛みや腫れが長引く
通常、術後1週間ほどで症状は落ち着きますが、感染や骨の吸収が起こると、腫れや痛みが長引くことがあります。
こうしたリスクを回避するためにも、事前の診断と適切な術後ケアが重要 です。
4. まとめ
🔹 インプラントの成功率は約95〜98％と非常に高い
🔹 成功率を高めるには、患者様の健康状態や生活習慣、術者の技術が重要
🔹 術後のメンテナンスを徹底することで、長期間快適に使用できる
インプラントは適切にケアすれば 20年以上使用できる素晴らしい治療法 です。
しかし、治療を成功させるためには 信頼できる歯科医師のもとで、適切な治療計画とアフターケアを行うことが重要 です。
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた 最適なインプラント治療 を提供しています。インプラントについてご不安な点がございましたら、ぜひ あづみのうえはらおとなこども歯科医院 までご相談ください。
上原龍一
あづみのうえはらおとなこども歯科医院
