プレオルソをつけていると口が閉じれない?—その原因と対策

プレオルソをつけていると口が閉じれない?—その原因と対策

こんにちは、あづみのうえはらおとなこども歯科医院の院長の上原龍一です。当院では、歯並びや噛み合わせの改善を目的としたプレオルソの使用を推奨していますが、装着中に「口が閉じにくい」と感じる方も少なくありません。今回は、その原因や対策について詳しくお話しします。

目次

1. プレオルソとは?

プレオルソは、主に子供の成長期に使用される矯正装置で、柔らかい素材で作られたマウスピース型の装置です。歯の位置を整えるだけでなく、舌の位置や口腔内の筋肉の使い方を改善することを目的としています。この装置を使用することで、将来的な歯並びの改善や咀嚼機能の向上が期待できます。

2. 口が閉じにくい理由

プレオルソを装着していると口が閉じにくくなる理由は、主に以下の3つです。

装置の構造

プレオルソは、その設計上、特定の位置に舌を保つことを促します。これにより、口の中での舌や唇の動きが制限され、自然に口を閉じるのが難しくなることがあります。特に、装置が最初に装着された際には、異物感が強く感じられるため、意識的に口を閉じることが難しい場合があります。

筋肉の慣れ

プレオルソの装着によって、口腔内の筋肉が新しい動きに適応する必要があります。この適応には時間がかかります。特に、普段の生活で使い慣れている筋肉が新しい装置によって強制的に変わるため、口が閉じにくいと感じることが多いのです。

精神的な影響

初めてプレオルソをつけると、緊張や不安を感じることがあります。このストレスが口を閉じにくくする要因となることがあります。特に、プレオルソの使用に対して否定的な感情を持っている場合、より一層影響が出ることが考えられます。

3. どのように対策するか

口が閉じにくいと感じた場合、以下の対策を試してみてください。

徐々に慣れる

プレオルソを装着する時間を徐々に延ばしていくことが大切です。初めは短時間から始め、徐々に装着時間を延ばしていくことで、口の中の異物感に慣れていきます。

練習する

舌の位置や唇の動きを意識して練習することも効果的です。鏡の前で口を閉じる練習をすることで、動きが自然に身につきます。特に、舌を上顎に置いたり、唇をしっかり閉じたりする動作を繰り返すことで、改善が期待できます。

定期的なチェック

装置のフィット感や効果を確認するために、定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。プレオルソの調整が必要な場合もあるため、専門家の意見を仰ぐことが大切です。

リラックスする

緊張やストレスが口を閉じにくくする要因になるため、リラックスすることも重要です。深呼吸や軽いストレッチを行い、リラックスした状態で装置をつけることが効果的です。

4. プレオルソの効果

プレオルソを正しく使用することで、将来的な歯の健康に大きな影響を与えることができます。口が閉じにくいという一時的な問題があっても、それに対処しながら使用を続けることで、歯並びや噛み合わせの改善が期待できます。最初は不安や違和感を感じるかもしれませんが、時間が経つにつれて慣れていくでしょう。

5. まとめ

プレオルソを装着していると口が閉じにくいという現象は、さまざまな要因が重なっています。しかし、適切な対策を講じることで、この問題を軽減することが可能です。もし、口の閉じにくさが続く場合は、必ず当院にご相談ください。私たちの専門知識を基に、あなたの歯と口の健康をサポートいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、歯の健康についての情報を提供していきますので、ぜひご期待ください。